『アンペール(Ampere)』
『アンペール(Ampere)』とは電流のユニットのアンペアのことです。
この作品に、私はイメージを持っています。それは、ある種のオーラや、電流のようなものが存在し、それがピアニストの指先から放出され、そして鍵盤に流れ込みます。そのときピアノ本体は“Amplified(増幅)されて” オーケストラの中へと入ります。さながら「ピアノ+オーケストラ=架空の巨大なピアノ」となるように。
『アンペール』というタイトルはかなりミステリアスで(おそらく普通ではないので)、この作品にふさわしいと思いました。
藤倉大
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